レールと鉄橋の塗装で少しずつ慣れてきました。
今度は難易度を上げて、コンクリート橋脚の塗装です。
慣れた頃が一番危なっかしいんですが。
コンクリートは灰色である。
灰色を塗っておけばいい。
そのような単純な話で済まないのがコンクリートの表現。
コンクリートの建造物は多用な姿で見かける事があります。
どれも灰色ですが、艶の有無、粗さ度合い、汚れ具合で表情は様々です。
橋脚に至ってはその汚れ方も激しく、バラエティーに富んでいます。
Tomixのコンクリート橋脚ですが、真っ新なコンクリの色合いよりは濃い。
この色調のまま汚しだけ行うと、妙な艶が残ったまま黒く汚れます。
塗りますか。
用意したのはクレオス「Mr.プライムサーフェイサー1000」。
これのグレーは真っ新なコンクリの色。
一旦これを吹いてみます。
エアブラシに慣れた後の缶スプレーは塗りづらいですね。
真っ新なコンクリっぽい色合いになりました。
さすがにこれは不自然です。
ここから汚しに入るのか、色を重ねるのか。
鉄橋の教訓からすれば、近い色で3色くらい使って微妙な色の変化度合いを表現する方が良かったので、今回も色を重ねてみます。
塗るのはクレオス「つや消しグレーFS36231 米軍(以下略)」317番です。
これにつや消し黒を適時足しながら重ね塗りをします。
配分は適当です。
2色重ねた後。
これだけでもグッと良くなりますね。
どうせならもう1色足しましょう。
明らかに日陰になるであろう部分を中心に、濃いグレーを足していきます。
計3色重ねた結果。
Tomixの勾配用コンクリート橋脚は積み木状態で高さを細かく調整出来る反面、その継ぎ目が目立ちます。
接着したあとこの線を消す方が多いですが、あえて残して活かしてみました。
微妙ですね。(笑)
トラス鉄橋の下になる2つの橋脚は錆の影響をもろに受けると考え、錆を表現します。
「Mr.ウェザリングライナー」を買ってみました。
手軽に汚せるようです。
描き描き・・・。
これぢゃない。何か違う。(笑)
たしかに、細長く垂れる錆跡にはなるんですが。
細すぎますね。
綿棒でぼかせと書いてあるのでその通りにしても、あまりボケ無い。
これだけでは落書きにしか見えません。
仕方がないので4色目、レッドブラウンを投入。
レールを塗ったそのまんまの色です。
塗料は絞り気味に調整して近めから縦に吹き重ね。
大躍進。
ちょっと大袈裟ですが、この位やらないとそれっぽくない。
残りも塗ります。
「ウェザリングライナー」で描いたところはブラシで塗っていくうちに少しぼかされ、最終的に上手く馴染んでます。
両脇はあえて塗らずに残したんですが、鉄橋を乗せてみるとこの部分も明らかに錆が流れ込む位置だったので、仕上げで追加しています。
また、他の橋脚はコンクリート桁という設定なので、錆流れまでは表現しませんでしたが、うっすらとまぶしておきました。
鉄橋を置いてみます。
初めてのエアブラシによる汚し表現にしては、良いんじゃないでしょうか。
サフ込みで4色。この位は色数が必要だって事ですかねぇ。
エアブラシならあまり苦になりませんでした。
これ缶スプレーでやれと言われたら白旗を揚げます。(笑)
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